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遠絡療法
遠絡療法の特色
遠絡療法の特色(1) 難治性痛み痺れ治療
遠絡療法は台湾出身で日本の医師免許持った柯尚志医師が発見した治療法です。
「難治性」の痛みや痺れ、脳や間脳部など、中枢からの伝達異常などに効果を発揮する治療法です。三叉神経痛・帯状疱疹後神経痛・CRPS・手や足のシビレ・めまい・まっすぐ歩けないなどといった症状に用います。
遠絡療法が経絡(ツボを結ぶライン)を利用する点では鍼灸治療と同じです。
違うのは。病態のとらえ方が西洋医学的である事と、病気の原因を脳(中枢)と(局所)を基本に考えている点。それに陰陽、表裏、虚実といった東洋医学の考え方が合わさって、治療と直結している点です。
遠絡とは、
病気の原因と離れた。遠い経絡を使用すると言う意味ですから、患部を触ることはしません。
難しいお話ですが、この治療法は誰がやっても効果が出るという再現性がありますので、その理論が正しいことがわかります。
遠絡療法の特色(2)
西洋医学では「山崩れ」(痛みの患部)を治療するのに対し、遠絡療法では山崩れによって通れなくなった「道路」(痛みの発生原因)を修復することを目的としていますので、道路が元のようにスムーズに通れるようになると同時に患部の痛みがスーと消える。つまり東洋医学の経絡(ツボを結ぶライン)を利用してバイパスを作る治療法なのです。
遠絡療法の特色(4) 治療手段は
遠絡療法の中心は理論体系にあります。理論を基にしてどのような手段で治療するかにこだわるものではありません。(1)指による按圧 (2)押し棒による按圧 (3)マイナスイオン器具 (4)レーザー治療器など、ポイントと方法が正しければ、注射、鍼灸治療等の効果もおおいに期待できます。山の頂上に至る方法はいろいろあると同様、痛みを消すという目的を達成するための手段はいろいろあってよいと考えています 。
遠絡療法との出会い
遠絡療法は台湾出身で日本の医師免許を持っておられる柯尚志医師が創始した治療法です。私は2002年遠絡療法黎明期に、出来たばかりの銀座のクリニックに寝泊まりしながらお手伝いをさせていただいたのが最初だったと記憶しております。そのあたりの経緯は柯尚志著の「消痛革命」に載っています。
当時私は奈良にある病院の東洋医学研究所の責任者でしたから、仕事の傍ら月に2回ぐらいの割で土日を利用して東京に行っておりました。そんな生活を7年近く続けました。
その間にどんどんと医師や鍼灸師、柔整師の参加者が雪だるまのように増えてきました。
柯先生が亡くなられた今日も、遠絡療法は他の先生が受け継いで現在も遠絡療法セミナーを開催しているようです。