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逆子 (さかご)の 胎位矯正について

■西洋医学からみた逆子の原因・治療・分娩方法

胎児の子宮内での位置を「胎位」と言います。子宮はやや縦長の臓器で、その縦軸に沿って胎児が居る姿勢を「縦位」と言い、縦位で頭を骨盤に向けた頭位が胎児の正常な位置とされています。他に「縦位」の軸と直角な姿勢を「横位」、斜め姿勢を「斜位」と言い、いずれも胎児の位置異常です。位置異常で最も多いのが骨盤位で、胎児は子宮内でお尻を骨盤に向けた前屈姿勢をとっています。これらはすべて「逆子」と言えますが、一般的には「骨盤位」を逆子と言っているようです。逆子の確立は妊婦の5パーセント位と言われています。

原因は子宮筋腫合併妊娠、子宮奇形など子宮内の体積が減少して、子宮内に胎児が自由に動けるスペースがせまくなり、頭位への胎児位置変換が出来なくなったと考えられています。

胎位を正常にする為の治療方法としては、産科医による外回転術と、妊婦自身の膝胸位による「さかご体操」があげられます

逆子状態での分娩の多くは帝王切開術となります。

■東洋医学からみた逆子の原因・治療方法

東洋医学では逆子の原因を
1.「気血の滞り(自律神経・内分泌・体温調節中枢・血管運動中枢などの乱れやストレスなど  の蓄積)やエネルギー不足」
2・ 「脾虚(消化器系統を中心にした内臓の弱りによって体内の水分代謝がうまくいかない)」
などによって、胎児の転位が阻害され、また胎児が転位する力を失っていると考えています。

逆子治療は妊娠何週まで可能か

胎児が成長し大きくなると、逆に子宮の中で胎児が回転するスペースは狭くなります。したがって逆子治療は胎児の回転するスペースと羊水が十分にある。妊娠28週から32週ぐらいの時期がベストと言えます。この時期に逆子の鍼灸治療をすると9割以上の成功が見込めます。
しかし妊娠35週から36週の場合でも、逆子の鍼灸治療の成功率は4割あります。

逆子の鍼灸治療はまったく危険では有りません。安心して治療をお受けください。

治療は東洋医学の主に足のツボに対して治療を行ないます。お腹の胎児にまったく負担がかかりません。しかも臍帯が巻いてるなどの気質的な異常が無ければ矯正効果は十分に期待できる治療なのです。

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