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岡山県岡山市中区門田屋敷1丁目
9-29(菱和パレス一階)

冷え症  (若い女性に多いタイプ)24歳 女性

■現病歴
中学生の頃からの冷え性である。体系は痩せており生理不順である。現在も4ヶ月ほど生理が無い。血圧も低く立ちくらみを良くする。今回は眩暈がきつく病院にかかっても改善されない為母親の紹介にて来院された。眩暈は内耳性のリンパ液の新陳代謝に問題があるタイプで3回の治療で良くなった。しかし肩凝りと手足の冷たさが気になり長期的に体質改善・生活習慣改善の必要を話し、その一環として肩凝りと冷え症改善治療をすることとなった。

[ 治療経過 ]
週1回の鍼灸治療をおこない、初診以来2ヶ月半経過した現在も治療を継続している。生理は鍼灸治療をしてすぐに有った。肩凝りは骨のような筋のある状態だったが現在はほぼ正常な状態にまでなっている。冷えについては他覚的にも自覚的にも触ると温かみが出てきており、効果の面と鍼灸治療が怖いものではなく、気持ちが良い事がわかって、そのことが治療の継続につながっているようだ。

■冷え性についての考察
体温を抹消血管にまで行きわたらせ冷えを改善するには、血管を支配する自律神経中枢の関与と体温調節中枢の関与、さらに生理を含めた体調維持にも大きく関わる内分泌中枢が関与する。また循環不良や生理不順によって生じた瘀血(血液の生理的な役目をしていない循環を疎外する血液)の停滞と、運動不足による筋力低下や皮膚・呼吸器の代謝障害。所謂東洋医学で言うところの「陽虚症」の改善が必要になってくる。
治療対象は下位脳と骨盤内は重要なポイントとなる。もちろん体を冷やす食べ物や薄着が良くないことは言うまでも無い。

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