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突発性難聴により耳のこもり、耳のつまり、耳に自分の声や他人の声の響きが出現 44歳 女性
9日前に右耳に異常を感じて耳鼻科を受診した。耳鼻科での検査では特に低音の聞こえが悪くなっており突発性難聴と診断された。ステロイドなどの治療を受けて聴力については大分良くなってきたが、やはり低音が聞こえづらい、また耳のこもった感じ、耳のつまった感じ、自分の声が響き、他人の声が響き、外界音が響く症状があり、それらは耳鼻科の治療では全く良くなっていないとのお話である。当院をネットで調べて来院された。
<初診時>
耳症状についての東洋医学的な考え方を説明し、脈診、舌診、触診の後に鍼灸治療と遠絡療法をおこなった。耳につまりやこもり響きといった症状があるので、今現在疲労感が強いとのお話である。鍼灸治療が初めてなので少しだるさやしんどさが出るかもしれないが、全く心配ない旨を説明して治療を終えた。
<2回目>前回治療から1週間後
前回治療した日から3日ほどだるさが有ったが睡眠がよく取れた。この間低い音がちゃんと聞こえるようになった。片方の耳を比べても左右差が無くなっているとのお話である。しかしちゃんと耳鼻科で聴力検査をしてもらうように勧めた。また耳のつまり、耳のこもりや自分の声や外界の音の響きが消失したとのお話である。愁訴は無くなったが、状態が安定しているかを見るためもう一度来院することを勧めた。
<3回目>前回治療から5日後
低音の耳鳴り、耳のつまり、耳のこもり、耳の響きと言った愁訴は突発性難聴に罹患する以前の状態にまで戻っているとのお話である。この間耳鼻科には薬を飲みたくないという理由から行っていない。今回はこれで略治とした。
(考察)
前回の症例と同様に耳の症状に対して著効症例となった。疲労やストレスが溜まり、自律神経系や免疫機能や代謝異常の体が突発性難聴の誘因となったわけだが。やはり耳症状の場合は耳鼻科でのステロイド投与や聴力検査も欠かせないが、体を整えることが予防となり治療となる。