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手の痺れで就寝中に目が覚める(49歳 女性)
半年ほど前から前腕部の尺側(小指側)から指の第3指・4指・5指にかけて痺れが出るようになった。常時痺れは有るが、手をダランと下ろしていると比較的楽で、何か作業をし始めると痺れはきつくなってくる。また就寝中に手の痺れと腫れた感じで目が覚める。整形外科では頚椎が狭くなっていると言われた。また内科で訴えると医師からは肘部管症候群ではと言われた。整形外科や整体の治療を受けてきたが痺れには全く効果が無いとのお話であった。
■所見
前腕遠位寄り3分の1から第3・4・5指の背側の痺れ。チネルサイン(-)
■診察
[ 初診 ]
治療は遠絡療法をおこなった。治療前と治療後での痺れの変化はVAS10→5と範囲・強弱ともに半減した。
[ 2回目 ]
前回治療10日後に来院。初診時の治療前の状態をVAS10とすると本日治療前が8である。前回治療後からは3戻った状態で来院されたことになる。治療は前回よりも治療範囲を広げておこなった。治療後手の痺れは第3指と第4指の第2関節あたり(MPとPIP間)のみの狭い範囲に限局された。
■考察
痺れに対しては西洋医学も東洋医学も苦手としている。痺れは痛みとは、はっきりと病態を区別する必要がある。少なくとも鎮痛薬やブロック注射と似た発想では痺れは取れない。西洋医学も東洋医学も経絡を重視する必要がある。