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突発性難聴と診断され、医師から治らないと言われた 40歳 男性
3か月前、突然に眩暈(めまい)と耳鳴りに耳の閉塞感(つまり)が出現した。すぐに耳鼻科を受診し3日間ステロイド点滴をし2週間ほど通院治療を受けた。眩暈の方は改善されたが高音が聞こえない状態と、耳の閉塞感と耳鳴りに改善が見られない為に、紹介状をもらって大きな病院に転院した。そこでさらにステロイドの服薬とメチコバールを処方されたが、2カ月経過した現在までほとんど効果が見られず、医師からは「治らない」と言われてしまった。この間ホームページで知った鍼灸院で鍼灸施術を5回行ったが全く変化が見られなかった。耳鳴りは朝と夜は聞こえず一旦鳴り出すと止まらずその為に仕事の上でも理解力が落ちている。
<初診時>
愁訴は左耳の閉塞感(耳のつまり)、耳のこもった感じ、高音のキーンと言う耳鳴りに難聴(高音部分)と、前期症状による日常生活の精神的肉体的な不安定感
施術は鍼治療と遠絡療法とをおこなった
<2回目>前回施術から3日後
開口一番「ビックリするほど良くなっている」とお話しをされた。耳鳴り10→7になりキーンと言う音そのものも変化している。
閉塞感は10→5 「全然楽な感じ」とお話されたので、精神的にも肉体的にも日常生活が楽になった意味のようだ。
<3回目>前回施術から4日後
耳の閉塞感10→3から5の間で上下するような感じとのこと。耳のこもった感じ10→5。耳鳴りは寝ているときは無いが、日中は高い低い大きい小さいと日によって耳鳴りの音に差がある。
<7回目>発症から4か月。当院初診時から1か月と5日経過
耳鳴り10→3で低めの音に変化。耳の閉塞感(つまり)10→3。耳のこもり10→2
本日午前中に耳鼻科を受診し聴力検査で高音部分の聴力が回復していると医師から言われた。
<9回目>発症から4か月と10日。当院初診時から1か月と12日経過
高音部の難聴改善。耳鳴り。耳のつまり。耳のこもり。いずれも10→2程度ににまで軽快し、耳の症状によって心身ともに影響のあった日常生活も、発症以前のように安定したとのことだったので略治とした。
(考察)
どんな病気もそうだが、耳の症状も、耳鳴りや耳のつまり、こもり、響きなどによって不安や不眠や精神的な不安定感による日常生活の異常が現れることも多々ある。例え耳鳴りがあっても「意識しなければ忘れている」と言ったようになれれば耳鳴りと上手に付き合える。例え完璧に治らなくても「日常あまり意識することなく仕事も睡眠も取れる」この辺りが目標とも言える。これは客観的に施術者には把握が難しいので、私はVAS(Visual Analogue Scale)を用いて患者様からお聞きしている。