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11日前に発症した軽度の顔面神経麻痺症例 46歳 女性
11日前の夜。歯磨き時のうがいが上手くできず顔に異常を感じて、翌日近くの耳鼻科クリニックを受診した。医師から「ベル麻痺だろう」と言われステロイド、アデホス、メチコバールを処方され「一週間後に来てください」と言われた。一週間後行ってステロイドは無かったがアデホスとメチコバールを処方された。顔面神経麻痺評テストなどはしてもらっていない。不安なので当院をネットで調べて来院された。
<初診時>発症から11日経過
当院での顔面神経麻痺評価点数20点。顔はパット見は良いが観察すると鼻以下は健側に引っ張られ、軽い閉眼以外の項目はやや動く程度。鼻翼は全く動かない。コップで飲むと口角から水が漏れ、食べにくく食べ物の残渣物が患側口内に残る。施術は鍼治療を行った
<2回目>前回施術から1週間経過
施術室に入ると「おかげさまで大分ほぼほぼ良くなった」と言われた。うがいでの水漏れも無くなり食べ物も口内に残らなくなったようだ。顔面神経麻痺評価点数26点である。40点満点だから点数的には症状は残っている。
<3回目>前回施術から1週間経過
顔面神経麻痺評価点数34点 「自分では以前とほとんど変わらない状態に戻った」と言われた。日常生活では困らなくなったようだ
<4回目>顔面神経麻痺発症から35日経過 当院初診時から24日経過 前回施術から11日後
顔面神経麻痺評価点数40点 略治とした
(考察)
急激に改善される顔面神経麻痺軽傷の症例である。顔面神経麻痺の罹患は軽傷の割合が断然多い。だが当院に来られる患者様は重度の方が多い。予後とも関わるので耳鼻科受診後は10日から2週間といった早い段階で耳鼻科と併用して鍼灸施術されることを願っている。
(余談)
顔面神経麻痺軽度の中には数日で、もしくは1回の施術で略治に至る例もある。いわば施術しなくても治る例も多々あると言うこと。
しかし鍼灸施術をすることで急激に顔面神経麻痺が改善するのは顔面神経麻痺にはよく見られることである。例え軽度と思われる顔面神経麻痺に思えても、何もせず長引かせて軽度の共同運動が出てしまう例もあり、逆に顔に強いマッサージや電気治療や表情筋運動をしたことで後遺症状を早めたり強めてしまう例もある。
誰しも顔面神経麻痺になれば不安でどうすれば良いのかわからないのが当たり前である。
顔面神経麻痺に罹患した場合は、まず耳鼻科を受診することです。
耳鼻科を選択する場合は ⓵顔面神経麻痺の重度の判定をしてくれる耳鼻科を受診されること ②顔面神経麻痺後遺症についての説明をしてくれる耳鼻科であること。上記2点をしていただける耳鼻科をお勧めします。
重度の判定というのは後遺症にも関わってくるのでとても重要なことになります。判定には2つの方法があります。顔面神経麻痺評価テストと言って患者様の顔の見た目と表情を動かしてもらう項目に点数チェックをつけて重度の判定するものと、電気生理学的検査(ENOG)といって顔に通電して麻痺の状態を図る検査方法です。
そして発症後10日程度で悪化のピークを過ぎる辺り(ステロイド点滴の場合は点滴期間終了後、入院の場合は退院後)の出来るだけ早い時期に、顔面神経麻痺についての経験豊富な鍼灸治療院に行き、耳鼻科と併用して治療を受けることを必ずお勧めいたします。