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胃癌手術後に食欲不振、不眠、低体温等の体調不良が出ている  62才 女性

6年前に胃癌の手術をした。その際十二指腸と胆石も同時に手術をおこなった。以後食欲不振、不眠、低体温、イライラ感、突発性難聴、肩こり、こむら返り、腰痛、坐骨神経痛、手足の痺れなど様々な症状で悩まされるようになった。現在PET、MRI(腹部)、CT(頭部)、子宮癌検診に異常は見られない。低体温は35,2度。睡眠は眠剤を服用しているがpm11:00頃寝て、am2:30頃に眼が覚めてそれから眠れない。突発性難聴は10ヶ月ほど前に右耳に起こりステロイド治療を行なったが回復しなかった。
■所見
食欲不振の為体重が40日間で3kg減少している。しかし検査では癌等の異常は見つかっていない。体型は痩せ型で筋肉が無くたるんでいる。
■診察
[ 初診 ]
内臓に分布する迷走神経や自律神経の指令塔にあたる脳への経絡的な治療と、腹部・背部の消火器に対する鍼灸治療と遠絡療法をおこなった。治療後は頭と眼と体全体が軽くなったようだとのコメントがあった。
[ 4回目 ]
2回目で食欲が戻ってきており、4回目では逆に食べ過ぎる状態になり、食欲に関して言えば劇的に改善された。他に症状をたくさん抱えておられる為以後週1回の治療を継続して行なうこととした。
■考察
食欲が無い、消化不良、胃のもたれ、胃のつかえ、胃酸過多など消化器系の疾患でも手術の必要な病気では無く、むしろ自律神経や迷走神経等に関与する内科系統の疾患には、服薬以上に鍼灸治療が効果を発揮する。

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