休診日(日曜・祝日) | ||||||
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診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
8:30~12:30 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
13:30~20:30 | ○ | ○ | ○ | - | ○ | ○ |
腰のマッサージ後腰に痛みを感じ、さらに運動して悪化し、椎間板ヘルニアと診断された 44才 男性
2週間前の運動後にマッサージ治療を受けて腰を強く押してから腰が痛くなった。その後再度運動をしてから、腰痛だけではなく、左足に強い痛みと痺れが出るようになった。病院の整形外科には車椅子でを受診した。MR検査で腰部椎間板ヘルニアと診断された。そして注射、鎮痛薬、湿布をもらったが症状は変わらなかった。鍼灸治療院にも通ったが左足の痛みと痺れに変化はなかった。症状は歩いてもつらいし、寝ていても痛みと痺れがきつくてじっとできない。特に上向き姿勢がつらく、知人の紹介で当院を受診された。
■診察
[ 初診 ]
痺れと痛みは左膝以下前側が中心にある。、SLRテストが(+)で、上向きに寝る姿勢をとると、足をまっすぐ伸ばせない。治療は鍼灸治療と遠絡療法をおこなった。治療直後は下肢の痛み痺れともにVAS10→5と半減した。患者さんは「病院には車椅子で行ったのに」と喜ばれた。
[ 2回目 ]
前回治療1週間後に来院。仕事上無理をして少し痛み痺れが戻ったが、それでも当院で治療を受ける以前と比べると、随分楽に生活が出来るようになったとのお話であった。治療は前回同様におこなった。痛み痺れとも10→2に軽減。
[ 3回目 ]
9日後来院。支障なく生活できているとのことであった。下肢の痺れ痛み、共に苦痛にはなっていないとの事で略治とした。
■考察
出来るだけ患者様の負担を少なくして短期間で効果を上げるような治療を心がけている。しかし愁訴は治療によって一時的に軽減しても、労働や姿勢などで負担をかけると、再び痛みや痺れが戻ってくることもあるため、例え症状が良くなったとしても、治療間隔は開いてでも継続して治療をすることが望ましい。この症例も、もう少し追試したいたケースである。