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膝関節痛と膝関節の腫れ・水分貯留  73才女性

右膝関節の痛みが4年ほど前から有り整形外科に通っていた。4ヶ月ほど前に転倒しかけて膝を痛めてから、膝が腫れて水が溜まるようになった。それ以後は毎週20cc以上膝に溜まった水を整形外科で抜くようになってしまった。朝の起床時は膝を少し動かしただけでも特に痛みが激しくて動けないような状態になる。。
■所見
足を引きずるようにして歩いてる。自転車には乗れる、安静時痛(-) 夜間痛(-)
熱感(+) 水貯留(++) 左膝内足痛(++)
■診察
[ 初診 ]
鍼灸治療は背臥位姿勢で、遠絡療法は座位でおこなった。整形外科で繰り返している膝関節の抜水を出来れば一時中止すること。整形外科での膝に負担のかかるリハビリ運動は一時中止するよう話した。
[ 2回目 ]
2日ほど膝関節の調子が良かった。歩く時の膝関節の引きつった感じが少し楽だ。朝起きた時の膝の痛み方が違う。
[ 6回目 ]
膝関節の腫れの周計が小さくなっている。
[ 9回目 ]
デパートの中をウロウロできた。その後も膝の痛みはあまり感じない。膝の水はほんの少し  ある程度で膝関節周囲にシワが随分でている。
[ 16回目 ]
起床時の膝の痛みはまったく感じない。歩いたときに大腿に引きつり感を少し感じるていど。
膝関節は左右の足を比べてもどちらが悪いのかわからない。
[ 23回目 ]
東京まで新幹線で行ってきた。疲れたは出たが、膝は痛くなかった。
■考察
膝関節の水の貯留に対して整形外科では、水を抜く処置とヒアルロンサンやステロイドを注  射したりする。しかし膝の水を抜いても抜いてもすぐに水が溜まるというケースによく遭遇す  る。本当に水を抜く行為は治す為の正しい治療なのか。人間の体は本来水分が多くを占め  ている。膝関節の炎症などによる局所的な水の流れのつまりを、いかに流してやるかと考え るほうが自然に思える。

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