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椎間板ヘルニアで整形外科を受診しているが足の痺れと痛みが常につらい  30歳男性

4ヶ月前左腰臀部から下肢にかけて痛みと痺れが出現し整形外科を受診。X-PとMRIで腰椎椎間板ヘルニアと診断された。2度のブロック注射と服薬治療をしているが状態は変わらず常時疼きがある。姿勢では立位と歩行時が特につらい。
■診察
[ 初診 ]
左臀部中央に痛みの中心があり下肢は後側外側から足先に到るまで痺れがある。SLR30度で真性のヘルニアを表している。治療は鍼灸治療と遠絡療法をおこなった。治療直後は臀部を中心にした疼きは消失し、痛みと下肢の痺れはともにVAS10→4と愁訴は半減した。
[ 2回目 ]
前回治療2日後に来院。VASで痛みは10→4痺れは10→7で来院された。愁訴の戻りは中1日の来院で良好と言える。前回同様の治療をおこなった。痛み痺れとも10→3に軽減。
[ 3回目 ]
前回治療2日後に来院。前回治療後から良い状態が続いている。前回同様の治療をおこなった。治療後臀部および下肢の痛みは消失した。痺れはVAS10→2となった。痺れは苦痛にならないとの事で、しばらく様子を見ることで略治とした。
■考察
整形外科や整骨院と違い鍼灸治療の健康保険取り扱いには条件が課せられている。とにかく保険が扱いにくい為、現金で治療するケースが大半である。従って治療する側も出来るだけ患者様の負担を少なくして短期間で効果を上げるように心がける。また患者様の方でも少し良くなると来院を控えるケースが多い。愁訴の種類によるがVAS10→2と言う数値は治療を一旦様子をみる際の基準値と考えている。しかし愁訴が治療後一時的に軽減しても、労働や姿勢などで痛みが戻ってくることが多いため、例え治療後症状が一時的に良くなったとしても、確認のために治療を継続して頂くことが望ましい。この症例も、もう少し追試したいたケースである。

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