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急性腰痛(ギックリ腰) 3題
急性腰痛 (ギックリ腰)
昨夜仕事途中から腰に違和感を感じるようになった。夕方から腰が抜けそうな感じになってきた。仕事を終え会社近くのマッサージ店で腰を揉んでもらったが、痛みに加えて腰の張った感じがますます強くなってきた。風呂に入って寝たが、今朝は起きようとしても腰に抜けそうな痛みがあって起き上がれない状態だった。昼すぎてやっと立ち上がることが出来たので、家族に支えられて来院することができた。
■診察
[ 経過]
側臥位で鍼灸治療と遠絡療法をおこなった。椎間間接性の急性腰痛(ギックリ腰)である。治療直後愁訴は殆ど消失した。風呂、飲酒、冷えなどの一般的な注意点を伝えた。
念のため翌日にも治療を行うよう予約をとって帰っていただいたが、翌日に「良くなったので仕事に行く」とキャンセルの電話があった。 59歳 男性
急性腰痛 (ギックリ腰)
昨日ゴルフに行ってスイング中に腰に痛みを感じた。その後痛さを感じながらも最後までプレイを行ったが、夕方になってさらに痛みが増してきたので、病院の整形外科の夜間診療を受診した。レントゲンでは腰椎は年齢相応で特に異常はみられかった。病院で鎮痛薬とシップをもらって服薬しシップを貼って寝た。しかし今朝は寝返りをするのも痛い状態で、たまらずネットで検索して来院された。
■診察
[ 経過]
腰の上部外側の筋膜性の急性腰痛(ギックリ腰)である。
治療は鍼灸治療のみを行った。治療直後症状は「エッ!」とご患者様ご本人が驚かれた。
腰痛は曲げてもひねっても消失してしまった。
[ 考察]
急性腰痛(ギックリ腰)の大半は、レントゲンの画像で映るものが原因ではない。病院で鎮痛注射や鎮痛薬やシップなどをもらっても、効果が見られない症状も多い。
しかしこういった急性腰痛(ギックリ腰)こそ、鍼灸治療の最適応症であることを、医師にも患者様にも、もっともっと知ってもらいたい。 64歳男性
急性腰痛 (ギックリ腰)
孫を3日ほどあずかって守をしていたが、帰った翌朝から腰がガチガチに固まったようになり、さらにトイレで立とうとして一瞬ギクッと腰の関節が外れたようになってしまった。それから後動けなくなりその日一日寝ていたが、翌日も動くと抜けそうな痛みがある状態で、家族に抱えられて整形外科に連れて行ってもらった。レントゲンでは腰椎の変形は見られるが、たいしたことは無いと説明され、シップと鎮痛薬をもらった。
しかしその翌日も動くと腰が抜けそうな痛みは変わらず、ネットを見て当院に来院された。
■診察
[ 経過]
椎間関節性のギックリ腰である。しかし症状は腰のみではなく、臀部にも重だるさがあり、坐骨神経の神経根への軽度の波及がある。。
治療は鍼灸治療と遠絡療法とをおこなった。
治療後の症状は10から5へと軽減した。翌日来院されたが症状はさらに良くなったとのことで、急性的な腰痛症状としては略治とした。 49歳女性