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腰部脊柱管狭窄症で入院予定の症例 69歳 男性

腰部脊柱管狭窄症と診断され、これまで鎮痛剤等による治療を行っていたが、整形外科の専門病院にこれから入院してブロック治療を行い、それでも効果がなければ手術をするという患者さんが来院された。予定はすでに決まっているようだが、当院へは初めから治療する日程の無い中で、ホームページを見て試しのつもりで来院されたようだ。現病歴としては脊柱管狭窄症と言われたのが7ヶ月ほど前で、先月草刈作業中に腰を痛め、左足の痺れと痛みが甚だしくなり、20日ほど前からは立位保持と歩行難状態となっている。

■診察
[ 初診 ]
痛みと痺れは左足の大腿部下退部から足の甲にかけて、立位時と歩行時に出現する。歩行は30メートルほどで痛みと痺れの為に歩行困難となる。立位姿勢を取ると1分ほどで痛みと痺れが出現する。治療は遠絡療法と鍼灸治療をおこなった。治療直後立位の状態と歩行動作を行い、痺れの状態を確かめた。立位時と歩行動作は軽くなっている。治療前に有った痛みはVAS10→5ぐらいに減少し、痺れの程度と範囲は感じられないほどに激減していた。この治療を続けることで症状は必ず改善することを伝えた。

■考察
脊柱管狭窄症に限らず腰の疾患で医師から手術を勧められているいう患者様が来院されることはよくある事だ。私の症例の中では腰部脊柱管狭窄症は手術をせずに良くなっていった症例が特に多い疾患である。今回の症例はやがて入院されるの日程の中で、患者自身が試しに治療をおこなった例である。もちろん西洋医学での検査等はとても重要な事だが、手術に踏み切る前にぜひ腰をすえて鍼灸治療と遠絡療法をされることをお願いしたい。遠絡療法のセミナーでは、西洋医学による治療の限界を感じて受講されている整形外科医や麻酔科の医師に多くお会いした。西洋医学だから治ると言う訳ではなく、最短で安全に治る道筋とその病態の捉え方こそが重要なのではないでしょうか。

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