診療時間(完全予約制)
休診日(日曜・祝日)
診療時間
8:30~12:30
13:30~20:30 -

TEL 086-270-0188

〒703-8275

岡山県岡山市中区門田屋敷1丁目
9-29(菱和パレス一階)

妊娠中になった腰痛および坐骨神経痛 29歳 女性

妊娠5ヶ月の女性が知人の紹介で来院された。2ヶ月ほど前から左の腰からお尻にかけて痛みが出るようになり、歩いたり動いたりの動作がつらく、時に激痛が走ることがある。「これからお腹が大きくなるので不安だが、薬や注射は妊娠しているので怖い」とのお話であった。この間整体院で数度治療を受けたが改善がまったくみられなかったとのことである。

■所見
歩く姿や前屈、寝返りなどの姿勢がかなり苦しそうな状態である。

■診察
[ 初診 ]
最もつらい疼痛箇所は臀部の尾骨横あたりで、側臥位で治療をおこなった。治療は鍼灸治療のみをおこなった。治療後の痛みや動作の状態はVAS10→2と激減した。

[ 2回目 ]
4日後に来院されたが、この間痛みや動作は前回治療後の良い状態が保てているとのお話であった。2回目の治療では温灸を中心に治療をおこない痛みや動作の程度を確認した。痛みも動作の不自由さもまったく無くなったとのことだったので、冷やさない等の一般的な注意点を指示した上で略治とした。

■考察
妊娠時の病気は胎児への影響から、薬の服薬や注射、lレントゲン検査など避けたいというのが一般的である。今回の症例でも腰痛、坐骨神経痛で2ヶ月近く苦しんでいるが、あえて疼痛処置はおこなっておらず整体を受けたのみである。鍼灸治療にしても遠絡療法にしても胎児への影響はまったく無い形で治療がおこなえる。その点では妊婦の方たちに安心して治療を受けることのできる強い味方と言えます。

最近の症例