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腰部脊柱管狭窄症・すべり症 症例 71歳 女性

4年前腰椎すべり症による腰部脊柱管狭窄症と病院で診断された。現在5分ほど歩くと足が前に出なくなる間欠性破行が出現する。病院の整形外科でブロック注射と服薬とリハビリ治療を受けているが、医師に痛みを訴える度に手術勧められる。しかし左膝関節に人工関節を入れ右膝関節も手術を勧められており、これ以上はどうしても手術をしたくないというお気持ちがあったため知人の紹介で当院へ来院された。

■診察
[ 初診 ]
左の腰臀部から足の外側にかけてが特に痛みと重みが激しく安静時にも疼きがある。歩行は杖を使用し、周囲の物につかまる様に歩いている。治療は遠絡療法と鍼灸治療とを併用し、まず疼きを取ることから始めることとした。治療後は痛みと重さがVAS10→6ぐらいだとのお話であった。

[ 経過 ]
この患者様は週1回の治療を7ヶ月間続け痛みは消失し、腰から下肢の症状に関しては日常生活上まったく問題が無いほどに回復し、杖無しで歩行できるまでになられた。現在は手術を意志から勧められている膝関節の治療を行なっている。

■考察
脊柱管狭窄症に限らず腰の疾患で医師から手術を勧められているいう患者様が来院されることも多い。この症例の場合、鍼灸治療を続けていく過程で手術の必要性を感じないまでに症状が好転された。そこで手術を勧めた病院と違う病院の整形外科を受診して手術の必要は無いとまで言われた例である。手術が必要なのか保存的療法で良いのか患者自身では判断出来かねるのは当然であり、専門医でも経験の差によって意見が違う場合も有りうる。手術となればやはりにセカンドオピニオンの存在が必要である。

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