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切迫性の尿失禁  夜間頻尿 90歳男性

3ヶ月程前から尿意を催すとすぐ傍のトイレまで我慢が出来ずにオシッコを漏らしてしまう状態になり、年齢に比べて随分と活動的であっただけにショックを受けた。かかりつけの病院で診察を受けて薬を飲んでいるがあまり効果が見られない。奥様もトイレ手前の廊下掃除が大変らしい。当院には他の疾患で通院をされていたが、「あまり大きな声では言えないが」と断られた上で切迫性の尿失禁のお話をされた。

■所見
キノホルムが原因と言われたスモン病の公害認定の患者様でもあり、両下肢の痺れなどの訴えがある事と、まっすぐに歩き難い点や年齢を考慮すると、尿意をコントロールする脳との間連は否定できない。また腎臓や膀胱機能の弱りや排尿に関連した諸筋の関連もあるように思えた。東洋医学言うところの所謂腎虚症状である。

■診察
[ 初診 ]
所見で述べた部位に対して、遠絡療法と鍼灸治療をおこなった。

[ 2回目 ]
2回目の来院時に、切迫性の尿失禁症状が前回の治療以来治ってしまったと驚いたようにお話をされた。

[ 3回目 ]
初診以来尿失禁はまったく出ておらず、夜間の頻尿も改善されている。この患者様は、切迫性の尿失禁に対して鍼灸治療と遠絡療法がこれほど効くならもっと宣伝するするべきだと強く勧められた。

■考察
尿失禁などのような訴えは、「恥ずかしくて人に言えない」または、外出時に失禁した場合を考えて、家に閉じこもりのようになって一人で悩んでおられる方も多いようです。この患者様がそのような人達の為にも、ここでの治療をもっと宣伝するよう勧められたわけで、尿意切迫感や
切迫性尿失禁で悩んでおられる方は是非一度ご相談ください。

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