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逆子2 32歳女性

妊娠34週。32週で一度逆子が治ったがすぐに骨盤位に戻ってしまった。産婦人科でのエコ-などの検査上は臍帯が巻いているとか、羊水の容量等に問題が有るとは言われていない。逆子に対して鍼灸治療が良いことをネットで知り来院された。逆子治療時期としては34週と遅いが、胎児が一度正常位置になったこともあり可能性は十分にある判断した。

■診察
[ 初診 ]
治療前に舌診や脈診と言った東洋医学独特のどの検査上から、消化器と陽のエネルギーにに問題があると思われた。脈は胃の気が弱く沈み加減。やや緊脈がみられる。舌はべっとりとした白い苔と?血が観られた。治療は一般的な逆子治療に加えて消化器と陽のエネルギーを補う治療を加えることにした。治療は3回を目処におこなうこととした。データ上は5回の治療で戻らなければ難しいとある。34週なので36週までに治療を終えることを考えた。今回鍼灸治療をしたあとで逆子の状態を再度検査してもらうこと。変化が無ければ再度鍼灸治療をおこない、再び逆子の状態の検査をしてもらうという手順を説明させていただいた上で治療を開始した

[ 2回目 ]
脈診上は整ってきている。

[ 3回目 ]
脈診上さらに整ってきたが。一応3回の治療で終えることにしており、後は自宅でお灸をしてもらうことにした。

[ 経過 ]
3回目の治療翌日の検査で、胎児の位置が横向きになっていることがわかり、再度の治療以来の電話があり来院された。しかし問診で胎児の足がお腹の上部を蹴っていること。お腹の形が前回より変化して胎児が下がってきているように見えること。以上の点から治療せず再度検査をするようにお願いした。翌日電話があり、胎児が正常な位置に戻っているとの報告を受けた。

■考察
逆子治療の場合は、一般的な逆子の治療だけではなく、東洋医学による診断を基に体調を整えることが大切なことを示す症例となった。

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