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生理痛 17歳女性

生理痛がひどくて、生理の度に学校を休むという娘さんが、五十肩で当院に通院中の母親に連れられてやってきた。生理になると痛みで歩けない状態で、レディースクリニックにも通院したが子宮の未成熟が原因と言われ現在漢方薬を服用している。しかし生理時の痛みはあまり変わらない。受験を控えて母親も本人も不安とのことであった。

■所見
生理の周期はほぼ正常である。生理痛は生理前日と初日あたりがもっとも激しい。体格は
痩せて色白である。今が生理直前で痛いらしく、青白い顔でお腹を押さえて座っている。

■診察
[ 初診 ]
痛みは下腹部と腰部を中心にある。治療は鍼灸治療と遠絡療法を併用しておこなった。治療直後に痛みはVAS 10→2程度に軽快した。痛みの無い時にも週1回定期的に治療を行い。生理前にも治療に来るように説明をした。

[ 4回目 ]
生理直前だが前月の痛みと比べて生理痛が随分と軽いとのお話であった。

[ 8回目 ]
生理になったが、前月同様に痛みは軽い。先月は生理時に学校に行くことへ不安があったが行くことが出来た。今月も登校しているとの事であった。

[ 8回目以後 ]
月2回の頻度で治療を続けた。生理痛は軽快した状態で安定している。

■考察
この17歳の患者は無事受験にも合格した。この症例は十代の例であるが、30代、40代で生理痛に悩まされている方も多い。例え子宮内膜症を抱えての生理痛であっても、10代の患者同様に鍼灸治療と遠絡療法を併用しての鎮痛効果は大変高い。次回は少し高い年齢での生理痛症例を掲載したい。

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