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耳鳴り 2年前に完治した突発性難聴罹患側の耳鳴り再発症例 36歳 男性
2年前に左耳が突発性難聴になり病院での治療を受けて完治した。、3ヶ月前同側の耳に思い当たる原因無く目眩と耳鳴りがするようになった。近医の耳鼻科にかかったが格変なく、以前突発性難聴でかかった病院に行き検査や点滴にしばらく通院して、目眩は治まったものの耳鳴りはすぐに出現するようになった。現在もその病院で血流を良くする薬と漢方薬を処方してもらっているが、日によってキーンとかゴーッと言った音に変化はあるが常に聞こえている。周囲の音が聞き取りづらく病院の検査で高音は聞こえるが中低音は聴力が落ちていると言われた。耳鳴りは交感神経緊張などストレスや精神的同様に左右されない。また就寝時などの静かな時や、大きな音に共鳴することも無い。しかし耳につまり感はある。3回の治療を1クールとして治療効果を見ることにした。
■診察
[ 初診 ]
治療法は鍼灸治療のみとした。
治療後キーンと言う大きな音がゴーッと言う小さな音に変化した。患者様ご本人から「楽になっています」と言われた。
[ 2回目 ]
キーンやゴーという音が小さくなった。今までざわざわした音の中では声が聞き取りづらかったがハッキリと聞き取りやすくなり、会話が苦にならず出来るようになった。
治療後耳鳴りがさらに小さくなり楽になった。
[ 3回目 ]
「耳鳴りが消失した。治った」とのお話であった。
治療は、耳鳴りを対象とした治療ではなく全体のバランスを整えることとした。
略治とした。
■備考
この耳鳴り症例は鍼灸治療が著功を奏した典型例と言える。病院耳鼻科での治療も効果が無く、当院に来院される前に鍼灸治療を受けておられたのだが、その時は全く鍼灸治療の効果が見られなかった。鍼灸という同じ道具を用いても耳鳴りに大きな治効の差が出た症例でもある。