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岡山県岡山市中区門田屋敷1丁目
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鬱病 47歳女性

子供の登校拒否や姑や主人との不和など、様々な問題をずっと抱えたまま過ごしてきた。しかし初診時の3年ほど前から食欲ややる気が起こらなくなり、子供の登校拒否時にお世話になった心療内科に受診するようになった。1年ほど前から生理がなくなり顔の火照りや寝汗など体調が悪いため婦人科を受診して更年期だと言われた。また子宮内膜症および子宮筋腫による痛みがひどくなり2ヶ月前に手術をした。それ以後精神的にさらに不安定な状態である。

■所見
お話や所作をみるかぎりは明るい 。肩の凝りがひどいのと食欲がでないのがつらいとのこと。鍼灸治療は普段からよく受けるとのお話であった。

■診察
[ 初診 ]
自律神経や内分泌に問題があると診た。また筋肉の凝りや痛みも精神的な不安要素の一因と考え、大本の上位中枢と局所の諸筋に対して遠絡療法と鍼灸治療をおこなった。

[ 2回目 ]
前回治療した日は少し体がだるかったがその日は良く眠れた。翌日はいつもは昼ごろまで寝ていることが多いが、目覚めがよくて気分が一日良かったとのお話であった。しかし主人と喧嘩したことがきっかけでまたもとの状態に戻ってしまった。治療は1回目と同じようにおこない、治療後は気分がスキットしたとのお話が聞けた。

[ 3回目 ]
3日後に来院されたがこの間とても楽だったとのことであった。

■考察
この患者様は訴えに波がある為、当初は定期的な来院指導を促したが、来れない事が多かった。しかし3年以上経過した今も、調子が悪くなると治療にお越しになっている。こういった鬱症に対する遠絡療法と鍼灸治療の効果は高く、西洋医学の先生方にも是非その事を知っていただき、鬱症で苦しむ患者様の一助として、鍼灸治療をご紹介いただければと希望しております。

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