頭痛　　（肩・首の凝りと吐き気を伴う）　５３歳　女性

■現病例
10代後半からの年季の入った頭痛持ちだと言う女性が来院された。ただし交通事故を３回経験されており、頭痛以外にたくさんの愁訴を持っておられる。

■所見
頭痛は現在左コメカミを中心に拍動性の頭痛がある。日によって右に出ることもあると言う。また肩と首の凝りがひどく吐きそうになる。いわゆる偏頭痛と緊張型の頭痛の併用タイプである。さらには両手も痺れているとのことであった。

■診察
[ 初診 ]
遠絡療法で頚椎と自律神経の処置を行なった後、鍼灸治療で首と肩の凝りを軽い刺激で取った。治療直後頭痛のＶＡＳ値は10～０に消失した。さらにイライラした感じや手の痺れが軽くなった。
■備考
この方は頭痛以外に交通事故による頚椎や腰椎異常からの痛みや痺れ、更年期や内科的な病気を抱えておられることから、その後週に１度必ず治療を受けられるようになり、すでに３年間以上にわたり精勤に治療を受けられている。