休診日(日曜・祝日) | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
8:30~12:30 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
13:30~20:30 | ○ | ○ | ○ | - | ○ | ○ |
頭痛 ・ (前頭部痛・前額部痛) 77歳 男性
■現病例
3ヶ月程前から左前頭部痛、前額部痛が出現するようになった。痛みは立位と歩行時に出現し寝ていると鎮まっている。MRIやCTによる検査でも脳に異常は見られず、医師からは咽がおかしいのではと言われ再度MRI検査をおこなった。しかし頚椎に軽度の異常が見られる程度で「さほどひどくない」と説明された。
ロキソニン等の鎮痛薬の効果が全く無いとのお話で、毎日が憂鬱で家族にあたることも多く、治らないとあきらめていたが、困惑していた奥さんの勧めで来院された。
18年前からリウマチを患っており現在も治療中である。また心臓疾患もある。
昨年腰椎の圧迫骨折をした。
■所見
皮膚の色が全体に艶がなく赤黒い。また手足の数箇所に内出血が見られ、固定した場所の痛みなので、循環が悪く?血による頭痛の要素がかなり強いと考えた。
■診察
[ 初診 ]
遠絡療法と鍼灸治療を併用し、頭部、頚椎および肩背部の気血の流れを改善する目的で治療をおこなった。
[ 2回目 ]
4日後。前回治療した日は頭痛があったが、翌日から2日間、前頭部痛も前額部痛も消失していた。今日は痛みがあるが以前の痛みと比べるとは随分軽いとのお話であった。
[ 3回目 ]
8日後。前頭部痛、前額部痛ともにこの間消失しているとのお話であった。
■備考
この方はリウマチの西洋医学的な治療を18年間続けておられる。例え当院の治療で一時的に頭痛が消失したとしても、膠原病、?血等の根本的な治療を鍼灸治療や遠絡療法の視点からも続けていく必要がある。