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前額部から頭部へかけて三叉神経第1枝の帯状疱疹になり、痛みが引かず帯状疱疹後神経痛となった症例 66歳 女性

4年前に前額部から頭部に分布する三叉神経第1枝に帯状疱疹が出来て三叉神経痛が出現。三叉神経第1支の帯状疱疹後神経痛となり、いまだに持続的に痛みが続いている。今日まで病院の疼痛外来やペインクリニックなどで治療を受けてきたが、今も大きな強い痛みが1日3回程度あり、また常時ウズウズした痛み、かゆみ、つっぱりがある。

■診察
[ 初診 ]
帯状疱疹後神経痛の場所は左の前額部から側頭部だが、治療は東洋医学の補寫と言う考えで全身のバランスを整える鍼灸治療と遠絡療法とをおこなった。治療後はウズウズした痛み、かゆみ、つっぱりが消失したとのことであった。金銭面でも負担がかかることから、今回の治療目標は出来るだけ短期間で日常生活に支障が無い程度に痛みレベルを下げることとした。

[ 2回目 ]
初診時より2日後。いつもは帯状疱疹の強い痛みが出るのに、この間は軽度に変わっていた。

[ 6回目 ]
当院初診から約1ヶ月、大きな強い痛みは消失した。ウズウズした痛み、かゆみ、つっぱりは、初診時に比べて10→2程度で推移しており、本日で略治とした。

■考察
帯状疱疹後神経痛(PHN)と言っても程度差があるが、この症例は帯状疱疹後神経痛になって4年が経過しており。短期間で愁訴が消失するのは難しいと予想し、金銭的な負担を考慮して、痛みがさほどつらくない程度で日常生活が出来るレベル(10→2)を治療目標に置き、予想よりも早く略治となった症例である。ただしこの状態がいつまで保てるかが問題であるため、
1ヶ月月後の来院をお願いした。

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