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血糖値に問題が有ったが、顔面神経麻痺の回復には影響の無かった顔面神経麻痺症例 30歳 男性
22日前の朝に顔の異常に気がついた。すぐに病院の神経内科を受診し入院となった。17日間入院しMRI等の結果に異常は見られなかったが、。血糖値が高かったのでステロイドについては30mmを1週間、5mmを2週間服用した。現在は新陳代謝改善などの目的からかアデホスとメチコバール(ビタミンB12)のみ服薬をしている。また顔面神経麻痺発症直後舌に痺れがあったが今は無く味覚異常も無い。入院時の顔面神経麻痺評価点数は入院3日後4点。10日後8点とのことであった。
■診察
[ 初診 ]
見た目はさほど顔の歪みは目立たない。顔と顔周囲に圧痛や痛みは無い。泪がよく出る。当院での顔面神経麻痺評価点数は14点であった。治療は鍼と遠絡療法をおこなった。
[ 5回目]
当院初診から22日後。顔面神経麻痺評価点数24点。目の大きさにやや差があるが頬の膨らましも改善され、一目ではほとんど分からない。
[ 7回目 ]
当院初診から30日が経過。顔面神経麻痺評価点数30点。
[ 9回目 ]
顔面神経麻痺発症から2ヶ月と10日。当院初診から1ヶ月と20日ほど経過した。顔面神経麻痺評価点数は40点満点中の38点。回復スピードから略治と判断とした。
■考察
顔面神経麻痺での入院が17日間と長いことから、血糖値との関係で長引いたものと想像する。顔面神経麻痺発症10日目の入院時の顔面神経麻痺評価点数が10点。発症22日後の当院初診時の顔面神経麻痺評価点数が14点と、顔面神経麻痺としては中等度にも関わらずとても順調な回復をみた症例となった。