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早期の鍼灸治療開始が早期治癒に繋がった顔面神経麻痺症例。 57歳 女性

11日前の朝、うがいをしていて顔の異常に気が付いた。翌々日脳神経内科を受診し顔面神経麻痺と診断された。ステロイドの服薬を、はじめの1週間は1日3錠。それ以後は1日2錠処方されたが、1週間だけ飲んで以後は自分で服薬を止めた。他にビタミンEと胃薬が出ているが飲んでいない。子供が副作用があると言い、自分も怖いので飲まないようにしたとのお話であった。

■診察
[ 初診 ]
当院初診時。顔面神経麻痺発症から11日後の顔面神経麻痺評価点数は8点であった。乳児期におこなった軽い手術痕が額上にある関係で、もともと眉毛の高さには左右差があるとのお話であった。しかし軽度の閉眼と強い閉眼は共に可能である。むしろ口の変形の方がは顕著である。治療は鍼灸治療のみをおこなった。週2回の間隔で当面治療を行うこととした。
[ 5回目]
当院初診から2週間後。顔の歪みが随分良くなり、食べたり飲んだりが楽になった。イーッと歯をむくのが可能になった

[ 10回目]
当院初診から1か月経過した。顔面神経麻痺評価点数は24点。額のシワが平行に近づいてきた。イーッと口が少し広がるようになった。
[ 14回目]
顔面神経麻痺発症から2か月。顔面神経麻痺評価点数は30点。水もこぼれず、食事に違和感はない

[ 18回目]
当院初診から2か月。顔面神経麻痺評価点数は36点。

[ 21回 ]
顔面神経麻痺発症から2か月と20日経過。顔面神経麻痺評価点数はほぼ40点満点となった。額上の傷痕の関係はあるが、ご本人は顔面神経麻痺罹患以前も「こんなものです」と言うことである。今から暖かくなる時期でお家でのお仕事が忙しくなる時期であり、その前に治って良かったとのお話であった。

■考察

息子さんの機転により、顔面神経麻痺発症から早い段階で当院に来院されたのが、早期治癒に繋がったと考えtられる。

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