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鎮痛薬が切れると臀部から下肢に痛みと痺れが出る 椎間板ヘルニア 坐骨神経痛 51歳 男性
1カ月ほど前から臀部から足の甲にかけて痛みと痺れと触覚異常があり、安静時の疼きが出るようになった。整形外科を受診しMRIを撮り医師から「腰椎4.5椎間の軟骨が神経を圧迫している椎間板ヘルニア」と診断された。医師から処方された鎮痛薬が効いている間は疼きと痛みも楽だが、効果が切れると疼き痛みが出ると言う状態である。また痺れと感覚異常については整形外科受診後も変化はみられなかった。その為知人に当院を紹介されて来院された。
<初診時>
臀部から右下肢に感覚が無く、臀部と膝の外側から甲にかけて安静時の疼きがあり、歩行と立位に痛みと痺れが出ている。運転姿勢もつらい。施術は鍼灸と遠絡療法を行った。治療後VASは痛み10→0 痺れ10→0と愁訴が消失していた。
<2回目>前回施術から3日後
前回施術直後から愁訴が軽減していたが、3日経った今も痛みと痺れと感覚異常は半減している。この間鎮痛薬は服用せずに生活できている。
<3回目>前回施術から5日後
この5日間は臀部と膝の外側から甲にかけて安静時の疼きVAS10→0、歩行と立位に痛みと痺れVAS10→2、運転姿勢のつらさVAS10→0である。 日常生活での辛さは特に無いとのことだったので、辛かったら来院するよう伝え一旦略治とした
(考察)
3回の施術で略治になっており、SLRテストはしていないが真正の椎間板ヘルニアではこうはいかない。腰椎の変形変性が原因で1か月ほど前から神経根部の圧迫による神経根症状が出たのではないだろうか。