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糖尿病が有る中で、顔面神経麻痺が発症した症例 30歳 女性

朝食時には変わりなかった顔が、化粧をしていてゆがんでいることに気づき病院を受診したのが1ヶ月前の話である。。

病院ではステロイド点滴を1週間ほど続けた後、ステロイドとビタミンB12の服薬による治療を現在まで続けてきた。しかし顔のゆがみはさほど改善されておらず、不安なために知人に紹介されて当院を受診された。その他の症状としては糖尿病があり、インシュリン注射をご自身でされている。

■診察
[ 初診 ]
初診時の症状としては口笛と口の膨らませが難しい。コップで水を飲むと少し漏れる。開口すると口のゆがみがはっきりとわかる。閉眼ができない。眉毛の高さが左右で違う。額のしわ寄せが患側はできない。涙が常時出ている。顔面神経麻痺の柳原評価点数法では40点満点中の12点であった

治療は鍼と遠絡療法をおこなった。治療後「顔が軽くなった感じがする」とのお話であった。眼を閉じることができないためサングラスによる眼の保護と、顔を直接寒風にさらさないよう伝え、顔のマッサージ方と注意点の書かれたパンフをお渡しし、週2回の治療間隔での来院をお願いした。

[ 経過 ]
治療経過は糖尿病があるにも関わらず順調に推移し、常時出ていた涙が2回の治療で止まり、額のシワを寄せも1ヶ月程度で可能となった。それによって眉毛の高低の左右差が整った。口から水がこぼれなくなり、口の膨らませや、口笛、口を横にイーッと開く動作も治療の回数を重ねるたびに正常に近づいていった。

週2回の治療を3ヶ月続け、40点法で36点とほぼ正常な状態にまで回復した。

■考察
発症から1ヶ月しての来院と、糖尿病によるインシュリン注射をされており予後が危惧されたが、順調な経過をたどり略治となった。

顔面神経麻痺につきましては、生命の危機とは直接関係の無い病気とは言え、最も他人の眼に触れ一番気にする部分だけにその深刻さは大変大きいものがあります。私は現在まで本当にたくさんの顔面神経麻痺の患者様を診させていただく機会を得ました。顔面神経麻痺の治療に鍼灸治療は大変効果の高い治療の一つです。今後時間があれば出来るだけ多くの症例を掲載していきたいと思っています。もしも顔面神経麻痺にかかったとしたら。出来るだけ早い時期での鍼灸治療の受診をお勧めいたします。

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