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耳鼻科にてメニエル氏病の治療中だが、耳鳴りがひどくてフラツク状態である 24歳 男性
1年前に突発性難聴になり2か月ほど耳鼻科に通い治癒した。その後今から3カ月前にメニエル氏病になり吐き気と眩暈が出現し、現在もメニエル病の服薬中である。今も低めのゴーっと言う耳鳴りが常にしていてふらつく。また耳のつまり感もある。医師からは「低音が聞こえないから耳鳴りがする」と説明されている。
<初診時>発症から3カ月経過
鍼灸施術は初めてとのお話であった。東洋医学的な診方では耳の症状は腎虚と言うのをベースに考えるが、このケースでは東洋医学で言う肝に問題があるのではと考えた。西洋医学的に言えば自律神経の交感神経緊張が主流の症状ではと考えて施術を行った。
<2回目>前回施術から5日後
前回の施術では耳鳴りや耳のつまり症状の改善は見られなかった。ただ前回の診方が間違っているのではなく、今回は施術箇所や施術方法に工夫をおこなった。
<3回目>前回施術から1週間後
前回の施術以後は耳鳴りの音が10→7ぐらいに改善されて生活が出来ているとのお話であった
<4回目>前回施術4日後
この間耳症状は上下し、今日は天候の影響もありまた元の10→10になっている
<5回目>前回施術から11日後
この間は耳鳴り10→5 閉塞感10→5で日常がとても楽に暮らせたとのことであった
<6回目>前回施術から13日後
この間の耳鳴り10→5 耳のつまり10→0 耳のつまりは一時的に出たり消えたりで今は無い。フラツキも出なくなっている。
<7回目>前回施術から2週間後
耳鳴り10→5の状態 耳のつまり10→0 フラツキは無い。日常生活は問題なく過ごせている。
<8回目>前回施術から1カ月後
この間耳鳴り10→3 耳鳴りやふらつきは無い。もう一度間隔を開けて施術をし、この間の症状の安定をみることとした。
<9回目>前回施術から2週間後
この間耳鳴り10→2 耳鳴りによる日常生活への影響は無く、ふらつきも全く無いということなので略治とした。
(考察)
今回の症例では東洋医学的な腎虚症状よりも、肝実つまり西洋医学で言うところの、ストレスなどによる交感神経緊張が耳鳴り等との関わりに影響を与える要素が強かったようだ。