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左ソケイ部痛の為に歩行困難となっている 61歳 女性
ソケイ部の痛みを訴える患者様は特に女性が多い。症例であまり出ていないのは、ソケイ部痛が主訴で来院されて居らず、実はソケイ部痛もあると言う形での追加申告が多いからである。ソケイ部痛は鍼灸治療および遠絡療法が大変良く効く疾患の一つである
[ 症例 ]
1ヶ月ほど前からソケイ部に痛みが生じ、整形外科を受診した。レントゲンに異常なく、プレドニンの注射をおこなっったが効果がみられなかった。以後は整骨院に毎日通って電気をかけたりマッサージをしてきたが、ソケイ部痛はまったく改善されなかった。
■診察
[ 初診 ]
患者は両手で杖を持って腰を曲げて痛そうに来院された。視診、触診でも確かにソケイ部は腫れている。左ソケイ部を中心に大体前側、内側まで痛みを訴えており、仰臥位で股関節を前後左右に動かしても痛みがあり、ソケイ部周囲に圧痛もある。しかし最も痛いのは歩行時である。またソケイ部痛とは反対側の右腰から右下肢への神経痛の訴えもあり、右足の第4指5指に軽度の痺れがある。治療後は片手の杖だけで腰も曲げずに歩けている。
[ 2回目 ]
痛みがかなり楽になったとのお話である。片手杖ながら姿勢がよい。家ではキャスター付きの椅子で移動していたが、この間は杖で歩けた。今日はVAS10→3である。ソケイ部が少し楽になったので右座骨神経痛の治療を加える。座骨神経痛軽減。足先の痺れも消失した。
[ その後の経過 ]
2ヶ月経った現在も通院されているが、ソケイ部痛、座骨神経痛とそれに伴う足先の痺れ共に良い状態を保っており、2週間に1回のメンテナンス治療を行っている。