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体の向きを変える時のフラつき、耳のつまりとフタをした感じ、聴力低下 65歳 男性
1カ月ほど前にフラツキが出現し近くの耳鼻科を受診したが、その5日後にすごいフラツキと嘔吐が出現し病院の救急外来を受診した。脳MRI異常なし、血液検査異常なし。医師から「耳でしょう」「内耳の障害。何かのウィルスに感染したのではないか」「聴力が落ちている」と言われて大病院に紹介状を書いてもらい入院となった。8日間入院してフラツキは少し軽くなったが耳のつまりとフワーンといったなんとも言えない感じがあり、耳鳴りや聴力も変わっていない為当院をネットで調べて来院された。
<初診時>
東洋医学では耳の症状に対しては耳の局所症状というよりも、腎虚と言う体全体のエネルギー不足や水分代謝や疲労蓄積といった東洋医学的な考えと治療法を説明してから治療を開始した。治療は鍼治療と遠絡療法をおこなった。
<2回目>前回治療3日後
前回治療してから全体的に10→8ぐらいの感覚で少し楽になった感じである。
<4回目>当院初診時から2週間経過
10→5ぐらいの感覚に軽減している。耳にフタをした感じが無くなった。またフラツキもまだあるが改善している。
<6回目>症状発症から2か月経過。当院初診時から1か月経過。
病院の聴力検査で聴力が改善していると言われた。耳鳴り10→5ぐらい。
<8回目>症状発症から約2か月と20日経過。当院初診時から1か月20日経過
良くなってきたので病院からまた近くの耳鼻科へ転院したとのこと。
愁訴は当院初診時を10とすると2程度になっている
<9回目>症状発症から約3か月経過。当院初診時から2か月経過。
耳の閉塞感などの耳症状とフラツキも日常では困らなくなるまでに改善したため略治とした。
(考察)
耳鳴り、耳にフタをしたようなつまり、閉塞感とフラツキといった症例である。東洋医学的には腎虚を中心にした代謝異常と考えられる。疲労ストレスも含めじっくりと腰を据えた治療が必要と思えたが。当院初診から2か月間9回の施術によって予想以上に早く症状の改善が見られた症例となった。