息切れ　胸苦しさ　鬱状態　ストレス障害　自律神経の不調　４２歳　男性

２０年ほど前から抗うつ薬を服用している慢性の鬱状態であるが、３年ほど前から家の事や仕事のことがストレスとなり、自律神経の状態が悪化してきている。現在心療内科に通院していてセパゾン、ボルチオキセチン（トリンテリックス）を服薬しているが、薬を飲んでも本当は良くなっておらず薬で抑えているだけと言う気持ちがある。今回来院したのは息切れ、胸が締め付けられるような胸苦しさをなんとかしたいと思い来院された。

 

＜初診時＞

今は前頭部と胸部が締め付けられているとのことで、鍼灸治療と遠絡療法をおこなった。

 

＜２回目＞

愁訴は治療後２日ほどは楽だったようだ。

 

＜３回目＞

前回治療後４日ほどは調子が良かった。本日は前頭部と目の奥が重い。

 

＜４回目＞

前回受診したときよりさらに調子が良い。息切れが鎮まっている。胸の苦しさも軽減している。

 

＜５回目＞

雨や気圧などの天候で状態が悪化するがずっとではない。

 

＜６回目＞

初診で来た時に比べ胸苦しさや息切れは楽になっている。

 

＜７回目＞当院初診時から４０日後

息切れ、胸苦しさ、胸の締め付けと言った愁訴はほぼ改善されている。頭痛や頭重も取れており、一旦略治とした。

 

 

（考察）

２０年来抗鬱薬を服用しており治癒するといった話ではない。今回当院に来院された目的の愁訴である息切れ、胸の締め付けや胸苦しさが軽快しておりそれを目途に略治とした。