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転倒後に頸椎手術を受け、手の痺れと知覚異常・肩甲骨内側痛を訴える症例(43歳・男性)

7ヶ月前飲酒にて転倒。近医にて頸椎ヘルニアと診断され治療を受けていたが改善されず、大病院を紹介された。3ヶ月前に頸椎症性脊髄症、頸髄損傷の病名で手術を行った。医師からは手術を受けても痛みや痺れが取れるとは限らないが、今後転倒したときに危険だと説明された。半月前に仕事復帰したが、頸椎5番、6番あたりにチタンが入っている。現在左肩甲骨内側の痛みと両手に知覚異常および痺れがあり、常時つらく、だんだんひどくなっている。とのお話であった。

■診察
[ 初診 ]
左肩甲骨痛と左手指の知覚異常と両手第3指の痺れがある。特に肩甲骨痛はどんな姿勢でも辛く、特に座位姿勢が辛い。治療は鍼灸治療と遠絡療法をおこなった。治療後は座位姿勢での肩甲骨の痛みが軽減し、指の知覚異常が改善された。

[ 2回目 ]
左肩甲骨内側の痛みは随分軽快している。治療は左上肢の知覚異常と痺れの軽減を目的におこなった。治療後は左手掌側の触覚が戻っている。
[ 3回目 ]
左第3指の痺れを対象に治療をおこなった。治療後は左第三指の痺れと痛みともに軽減した

[ 4回目 ]
本日は右手指第3指の痺れを対象に治療をおこなった。治療後右第3指の痺れが改善した..。最も辛かった肩甲骨内側痛が軽快し、手の痺れも軽減したことから、しばらく様子を見るとのお話となった。

■考察
実際にはまだまだ治療を続ける必要のある症状に思えるが、お一人お一人にご事情や考えがあり、特に保険治療以外のケースでは、日常生活の困難の程度で治療継続の有無が判断されることがよく見られる。鍼灸治療の保険取り扱い制度に大きな問題点があり、現実には仕方がない判断に思える。

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