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口内炎の後に顔面神経麻痺になった 顔面神経麻痺軽度の症例 52歳女性
2週間前に口内炎になり、その5日後に口内炎側の顔の動きが悪くなり、近医の内科を受診したら顔面神経麻痺のようだとのことで大きな病院を紹介された。その病院に通院してステロイドの点滴治療を受けた。4日前の診察では顔面神経麻痺評価点数は26点と説明された。それでも不安があり、ネットで顔面神経麻痺には鍼治療が良いと書かれていたので、当院を調べて来院された。
<初診時>
顔面神経麻痺評価点数を測ると28点であった。当院に来院される顔面神経麻痺患者の初診時の点数ではかなり良い方である。
<3回目>当院初診時から1週間後
軽い閉眼、強い閉眼ともに正常になった。
<5回目>前回治療から1週間後
顔面神経麻痺評価点数34点。頬の膨らまし、イーっと歯をむく、口笛を吹くいずれの動作も正常になった。
<9回目>顔面神経麻痺発症から1か月10日。当院初診時から26日が経過
顔面神経麻痺評価点数40点満点となった
<10回目>
前回治療から3週間ほど間隔をあけて来院してもらい状態を確認した。問題が全くないと判断し治癒とした。
<考察>
顔面神経麻痺に罹患された方でも軽度の症例である。例えば癌という病名がついても亡くなる重度の方もいれば、同病名がついても治癒する方もいる。同様に顔面神経麻痺という病名であっても軽度の方もいれば、重度で一生後遺症を残す方もおられる。ただしデータ的には顔面神経麻痺の場合は大半が軽症例とされている。しかし当院に来院される方では重度の症例が多いのも現実である。