休診日(日曜・祝日) | ||||||
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診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
8:30~12:30 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
13:30~20:30 | ○ | ○ | ○ | - | ○ | ○ |
腰にヘルニアと分離すべり症があり、腰痛と下肢が痺れていて、寝ている姿勢が特につらい 35歳 男性
中学2年生の時腰椎の疲労骨折と診断され、腰や足に痛みと痺れがあって、筋トレの指導を受けつつ学生時代を過ごした。以後今日まで鍼灸院、整骨院、カイロプラクティック、あん摩マッサージなど様々な治療を受けながら過ごしてきた。しかし横に寝ると痺れが強くなってきて、整体の先生から筋肉を緩めるように指導されその整体に2年間通っているが、最近は痛みと痺れがさらに強くなってきた。痛みや痺れが日常あって当たり前で、その症状と付き合うしかないと思ってあきらめていたが、当院をネットで知り再度チャレンジするつもりで来院された。
<初診時>
かなり痛そうな姿勢での歩行。通常こういった場合は楽な姿勢をとってもらうためにベッドで横になってもらうが、横になると辛いとのことで、座位にて問診をおこなう。主訴は右腰部から臀部の痛みと、右下腿外側から足の母指にかけての痺れである。腰を見ると一目で腰椎の明らかな落ち込みによる階段変形がわかる状態である。この部位での神経圧迫が原因ならちょっとした動作に顔をしかめるのも最もである。だましだましとは言え、よくこれでスポーツを続けてきたものである。
患者は十代から長年様々な治療を受けてきたので、当院の治療に対してもあまり期待していないと言った不信感をもった受け答えであった。治療は鍼灸治療と遠絡療法とをおこなった。
治療後は歩行姿勢が来たときとかなり違い「楽だ」とのことである。足の痺れは10→1ぐらいまで軽快している。
<その後の経過>
仕事の関係で月に1回程度の間隔で来院された。
治療直後は毎回、腰の痛みと下肢の痺れが10→0もしくは残っていても1程度にまで改善される。しかし3日程で症状が戻ってくるとのお話であったが、その症状の戻り方についても、月に1回程度の治療ではあるが治療の積み重ねにより、痛みと痺れの程度そのものが全体的に軽減していて、足を伸ばしての仰臥も可能になり、痛みと痺れの症状が及ぼす日常動作への影響はかなり軽減されてきた。
(考察)
当院での初診から約1年。仕事先の転勤により来院できなくなったとのお話を伺った。月1回程度の治療であったが、20年以上苦しんできた腰痛と下肢の痺れによるADLとQOLが軽減されたことで良しとした。