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ストレス性難聴、耳鳴り、耳のつまった感じ  35才 男性

9ヶ月前からストレス性難聴および低音障害と耳の閉塞感で2カ所の耳鼻科でステロイド、メチコバール、トリノシン服薬などの治療をしてきたが、2週間ほど前から症状がさらにきつくなってきている。5年ほど前にも同様の症状の既往歴がある。今回は上記症状が以前の罹患時に比べ長引いている上に、さらに悪化しているためネットで当院を調べて来院された。

<初診時>

耳鳴りは静かな時に著明で、低音で脈拍に合わせて受話器のツーツーと言うような音が鳴る。目覚めた時から音が鳴っているが、1日1回は耳鳴りの聞こえない時がある。加えて耳のつまった感じ、閉塞感があり、不定期にめまいがある。東洋医学的に診ると脈は沈、緊。 舌は胖大で津液多。つまり交感神経緊張気味で水分代謝が悪く滞っている状態です。治療は鍼灸治療と遠絡療法をおこなった。

<2回目>

耳鳴りの音が夜間の静かな時でも小さくなったようで楽になった。耳の閉塞感も前回の治療以後少し軽くなった。

<4回目>

耳の鳴り消失した。耳の閉塞感10→3に軽減。耳鼻科の検査で低音域が改善されていると言われた。

<5回目>

耳鳴りや閉塞感などの、耳の違和感がほとんど感じなくなった。
略治とした。

(考察)

ご自身が予診表にストレス性難聴と記入されているが、耳の訴えは東洋医学で言う腎虚主体の症状が多い。しかし腎虚性ではこんな短時日で耳の症状が改善されるのは希である。ストレス性のいわゆる肝経症状が愁訴の牽引をしていたのかもしれない。

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