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帯状疱疹後神経痛(PHN)による背部腰部から下腹部にかけての痛み 66歳 女性
2ヶ月ほど前に腰から側腹部、下腹部にかけて痛みを伴う湿疹が出来て内科を受診した。帯状疱疹とのことでしばらく通院したが、痺れも伴うようになり皮膚科を紹介されて受診した。皮膚科ではステロイドや神経系鎮痛薬(リリカ)など処方されたが痛みと痺れ症状は変わりなく、現在ペインクリニックにも通っているが、そこでは帯状疱疹後神経痛と言われた。また鍼灸治療も良いと言うことで通っている。帯状疱疹後神経痛というのをネットで調べるとやっかいな病気のようで、遠絡療法が効くようだとネットにあったので当院を調べて来院された。
<初診時>
腰から側腰部、下腹部にかけて、かさぶたが数カ所と黒いあざになった痕が帯のようにある。痛みと痺れが10分から20分間隔で強く現れるとのことであった。治療は鍼灸治療と遠絡療法を併せておこなった。
<2回目>
お尻の痺れの感覚が治療を受ける前と違ってきた。
<3回目>
今までは天気に関わりなく痛みと痺れがつらかったが、晴れの日は痛みと痺れが楽に感じる。間欠的な痛み痺れの感じではなくなってきた。夜には痛み痺れを感じる。
<4回目>
痛みと痺れの範囲が狭まってきた。下腹部からソケイ部を中心に痛みと痺れがある。触るとピリピリする。
<6回目>
前回の治療後は夕方まで痛みと痺れが無かった。夜の痛み痺れも4割ほど取れている。痛み痺れの範囲はソケイ部より少し上辺りに限局している。
<9回目>
帯状疱疹後神経痛による症状はほぼ軽快しており、日常生活への支障がない状態にまでなったので略治とした。
以後は肩関節の治療を希望されており、そちらの治療をおこなうこととした。
(考察)
帯状疱疹後神経痛症例であるが、治療時間の関係から2回め以後は遠絡療法は用いず鍼灸治療のみをおこなっている。
短時日で略治に到る症例となった。