ED　（勃起機能低下）　　２８才　男性

問診でお聞きすると、２０歳頃から勃起機能低下いわゆるＥＤとなった。きっかけは失恋にあるとのお話である。他に疲労やストレスの訴えがある。既婚者でお子さんが１人ある。現在ＥＤ治療は泌尿器科のＥＤ外来に通い服薬治療を継続されている。薬はシアリスとバイアグラで、お子さんもそれで授かったとのお話である。ネットで検索して来院された。

 

初診時

鍼灸施術経験はない。視覚や聴覚による刺激での勃起は０パーセント。直接刺激では不満があるが、ある程度勃起がみられる

。しかし中折れして最後までの行為までは到らない。とのお話である。東洋医学の診察法の一つである脈診では浮緊数の脈。施術は鍼灸と遠絡療法とをおこなった。

 

２回目（１週間後）

「施術後のしんどさは無かった。腰や肩がスッキリした。勃起については少し良いかなという気がする」といったお話であった。

 

３回目（１週間後）

想像すると１０パーセント程度の勃起がみられるようになった。堅さ７続力７ぐらいで、途中中折れしたが援助してもらって最後まで出来たとのお話であった。

 

４回目（１週間後）

視覚や聴覚による刺激に反応が良くなってきた。

 

５回目（２週間後）

この間調子が良く、行為中の持続力も良かった。視覚や聴覚による反応が０パーセントだったのが５０パーセントほどに回復している。

 

（考察）

性的な問題は、どうしても恥ずかしさが優先して、悩んでいても抱えてしまうことになりがちである。

今回も随分喜ばれていたが、それ以後の状態の追跡には至っていない。しかし施術による著名な効果は、上記の施術記録だけでも十分に確認できる。