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軽度の顔面神経麻痺症例 40歳 男性
1ヶ月ほど前の夕方に顔の違和感を感じて、近くの脳神経内科を受診し顔面神経麻痺と診断された。そこでステロイドの服薬と抗ウィルス剤をもらい、念のため大きな病院にてMRIを撮った。しかし異常はみられなかった。医院と病院ともに顔面神経麻痺評価点数も電気検査もしておらず、顔面神経麻痺の程度が軽度か重度なのか説明されていない。。発症して1ヶ月経過したがまだ少し表情の動きづらさや顔の筋肉の固さを感じており、当院をネットで検索して来院された。
<初診時>
当院での顔面神経麻痺評価点数は40点満点の36点。治癒と判断される点数である。普通に見た目では顔面神経麻痺とは全くわからない。ただし観察すると顔の正中線が少しずれている。ご本人もまだ頬を中心に堅さがあるとのお話であった。
施術は顔を中心に鍼治療のみをおこなった。
<2回目>
前回の施術で頬を中心にあった筋肉の堅さが取れたとのお話であった。顔の正中からのズレもまっすぐの位置に矯正された。
<3回目>
顔面神経麻痺評価点数は40点と満点になった。本日は5年前からの耳鳴りの施術も併せて希望されており、中途半端ながら二つの愁訴の施術をおこなった。次回の状態によっては耳鳴りの施術に移行すると思える。
<4回目>
顔面神経麻痺については治癒と判断した。以後は主訴を耳鳴りとして施術を継続することとなった。
(考察)
顔面神経麻痺の軽度の症例であるが、軽症の場合、鍼灸施術をおこなうと表情筋の強ばりや歪みが、いかに早く矯正されるかを物語る症例として掲載した。