休診日(日曜・祝日) | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
8:30~12:30 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
13:30~20:30 | ○ | ○ | ○ | - | ○ | ○ |
出産後の耳鳴りと耳のつまり(閉塞感) 35歳 女性
一ヶ月半前に出産した。その入院中から耳の聴力低下と耳鳴り、耳の閉塞感が現れるようになった。出産後に病院でステロイドの服薬をして聴力は回復した。しかし耳鳴りと耳の塞がったつまり感は取れないまま残っている。耳鳴りは夜間寝静まった時に大きく感じ、また逆に昼間に音のザワザワしたところに行ってもひどくなるように感じる。過去に4回このような既往歴があり、耳鼻科では突発性難聴は1度しかならないからから、目眩を伴わないメニエル病ではないかと医師から説明された。この耳鳴りと耳の閉塞感の為に食欲が無く。不眠に近い状態が3週間ほど続いている。
<初診時>
施術は東洋医学による脈診と舌診から導かれる体全体のバランスを整える治療をした。またそれに加えて耳周囲の局所に対する鍼灸治療もおこなった。加えて頭部と耳奥に通ずる経絡に対する遠絡療法をおこなった。
<翌日>
お電話をいただき、「朝起きたら耳鳴りも、耳のつまりも全く消失しており治ったようだ」とのお話であった。次回の治療予約は一旦キャンセルし様子を見るとのお話で、そのまま略治となった。
<考察>
耳鳴りや耳のつまりなどの症状で、本当に沢山の方が悩んでおられる。耳鳴りは、現代医学の最も苦手とする疾患の一つと言える。これは耳鳴りを耳の病気と捉えて、だから耳鼻科の領域だとする発想がもともと間違っているようだ。さらに言えば耳鳴りと言ってもじつはどこが鳴っているかわからない患者様も多い。頭が鳴っている。耳の奥の方で鳴っているなど。西洋医学的には癌以上に解明できない疾患である。