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耳鳴りがコンサートに行った日から始まり、疲れた日などに特に耳鳴りをつらく感じる  25歳  男性

6年前にコンサートに行って以来ピーッという高音の耳鳴りが両耳するようになった。特に疲れた時に耳鳴りを強く感じて、耳鼻咽喉科に数カ所通ったが改善もされずに今日に到った。2週間前に中耳炎様の症状になり耳鼻科に行っているが、耳のつまり(閉塞感)が加わった為さらに耳の症状つらくなり、昨日からは自分の声がこもった音で聞こえるようになっている。

 

 

<初診時>

 

耳鳴りは左を10とすると右が5ぐらいと左右差がある。施術は左耳鳴りを対象に鍼灸治療と遠絡療法をおこなった。

施術直後は耳鳴りが少し静かになった。

 

<2回目>

耳のつまり(閉塞感)は前回施術後から消失した。自分の声がこもって聞こえる状態も無くなった。

 

<3回目>

左耳の音は初診施術前を10としたら5程度に半減しており、耳鳴りの左右差は無くなり、耳鳴りがさほど気にならなくなった。

 

<4回目>

前回同様に、この間は日常の耳鳴りも気にならず過ごしており、閉塞感もない。と言うことで略治とした。

 

(考察)

年齢的にも若く、耳鳴りがコンサートと言う楽しみの後から始まり、今日まで時には、日常生活に支障を来す存在にまでなっているのが本症例の特異な点である。耳鳴りは命に関わる病気では無いため、癌のように大きく話題にならないが、現代医学では対処できない難病と言って良い疾患の一つである。耳鳴りは、時に日常生活に支障をきたすことも多くあり、もっと注目されて良い疾患であるはずだが、世間も、メディアも、医学界もなぜか沈黙しているように見える。

 

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