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肘関節の痛みと小指側の手の痺れ (肘部管症候群) 48歳 男性
2週間ほど前から手の痺れが小指を中心に肘にかけて出るようになり、日にちの経過と共に痺れがきつくなってきている。それと同時期から肘関節に痛みが現れるようになり、局所に当たると痛みが走る。
<初診>
肘関節尺側に叩くと痛みと痺れが走るチネルサインが見られる。事務や営業のお仕事であり、特に肘関節に負担をかけた覚えはないとのお話であった。しかし寝ている姿勢が肘を圧迫しているのではと言う可能性が出てきた。
治療は肘関節の尺即を中心におこない。小指へのを施術を加えた。
治療後肘の痛みはほとんど感じなくなった。また小指を中心とした痺れは10→5に半減した。
<2回目>
前回から1週間が経過したが、やはり前回の施術前ほどではないが、肘の痛みと小指側の痺れが戻ってきた。施術は前回同様におこなった。施術後は肘の痛みは軽快し、小指を中心とした痺れも10→3ぐらいにまで軽減した。
<3回目>
前回施術から1週間後。訴えは前回と同様であるが、肘関節の痛みと、小指側の痺れは半減している。施術は前回同様におこなった。施術後は肘関節痛と小指側の痺れ共に軽快。
<4回目>
前回の施術から1週間後。肘関節痛及び小指側の痺れは当初10→3程度になっている。チネルサイン(-)。施術は前回同様におこなった。
施術後の状態はさらに良いとのことである。
<5回目>
前回施術から1週間後。肘関節痛と小指側の痺れ共にほとんど消失しており、本日は他の訴えの治療をすることとした。
(考察)
肘部管症候群と思える症例である。肘部管症候群で良く聞くのは、ハンマーで物を叩く作業に従事している方に出現する事が多いとのことであるが、本症例はそういった肘に負担をかける心当たりが無い方で、肘に負担をかけるのは寝る姿勢ではとの患者様自身の心当たりである。参考になった症例となった。