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腰からお尻にかけての痛みと足の痺れ 62歳 男性
腰が重くて、お尻のえくぼ辺りが痛み、左足の膝から下の外側に痺れがある。腰はかなり以前から痛みを繰り返してきたが、足に痺れが出るようになったのは5ヶ月ほど前からである。病院の整形外科を受診してMRIを撮ったが異常は見られず。腰痛体操を指導された。糖尿病の服薬をしているがそれ以外に病気は無い。また足の母指根部の靱帯手術を昨年おこなった。あんまマッサージを3回受けたが効果はみられなかった。
<初診時>
片側の足の痺れであり糖尿は除外。MRIに異常は見られないが、腰椎からの坐骨神経への完全圧迫による痺れと判断し、鍼灸施術と遠絡療法をおこなった。施術直後には腰とお尻の痛みが消失した。足の痺れは10→2にまで軽快した。
<2回目 初診時から3日後>
前回施術から3日経つと、痛みと痺れが半分程度戻ってきている。施術は前回同様に行った。
施術直後は痺れ痛みとも0となった。
<3回目 前回施術から2日後>
全体の症状は初診時以前に比べると3割程度に軽快している。施術は前回同様におこなった。
施術直後は痺れ痛みとも消失
<4回目 前回施術から3日後>
この間、腰痛、臀部痛ともに消失。痺れも10→2ていどで過ごしており、昨日趣味のボウリングをしたがどうもなかったとのお話であった。
施術は前回同様におこなった。 略治とした。
<考察>
MRIに異常は見られないとのことだったが、骨や関節や脊髄など、可視的な側面だけで診断するのは良くないことを証明している症例である。これは逆のことも言える。MRIで骨や関節や脊髄などへの物理的な圧迫イコール症状と捉えると、やはり間違いを起こす可能性がある。患者の訴えと、それを受けての考察。触診や整形外科テストの実施。考察した結果の確認。MRIなどの検査結果と照らす。これらを総合して治療は正解に近づいていくように思われます。