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足の痺れと足の痛み。10年間、様々な治療を受けてきたが全く良くならない。 50才 女性
症状① 立っていると両足底部から下腿へかけて痛みを伴った痺れと灼熱感がある。
横になるとジンジンとした痺れ感のみを感じる。痺れや灼熱感は、じっと立っているよりは歩いた方が楽である。痺れの中心は足底部の指の付け根あたりで、指で物を挟んでいるような感じがする。
この痺れの範囲が両足底から膝方向にだんだん広がってきている。症状に左右差は無く同じように辛い。夕方風呂に入ると、症状がきつくなる。
症状② 歩くと右足の大腿部後側と内側、下腿部の後側と前側に突っ張ったような痛みが出る。
症状③ イスに座ると左臀部から左足大腿部後側と内側に痛みとだるさが出てきて、だんだんと症状がきつくなるので座位が保てない。 座位姿勢でも足を地面に着けずに宙ぶらりんするか、体育座りだと楽である。
10年ほど前から上記の症状で、整形外科、整骨院、整体、鍼灸院など様々な治療を受けてきたが、まったく効果が見られなかった。 腰と股関節のMRIや筋電図での異常は無いとのことであった。
<初診時>
両足底の痺れと灼熱感がだんだんと上に向かって広がり、足の指付け根が物を挟んでいるような病態について、基本的には、腰や臀部、足に原因は無い。しかし右下腿は明らかに筋肉が硬く左足に比べ張っているので、右下肢を対象に鍼灸治療と遠絡療法による、下腿の張った局所と脳の気血改善の施術をおこなった。
<10回目>当院初診時から1ヶ月半経過
足底からの足の痺れと灼熱感が軽くなり、立っていても以前ほどひどくなくなっている。
右足の牽引痛と、座位時に出る左足の痛みも軽減してきており、全体的に良くなったとのことである。
<14回目>当院初診時から2ヶ月経過
① 立っていると両足底部から下腿へかけて痛みを伴った痺れと灼熱感
② 歩くと右足の大腿部後側と内側、下腿部の後側と前側に突っ張ったような痛み
③ イスに座ると左臀部から左足大腿部後側と内側に痛みとだるさが出てきて、だんだんと症状がきつくなるので座位が保てない。
上記の症状がいずれも軽快した。
「症状がだいぶ良くなりました。少し様子を見てみます。有り難うございました」
とのお言葉をいただき、略治とした
<考察>
10年間。整形外科、整体、整骨院、鍼灸院と様々な治療を受け続けて治せなかった症状であるが、2ヶ月間の治療で略治となった。
病態が何なのかを最も重視して、必ず前回の施術から、今日の施術前までの状態を詳細に問診を取った。また施術中の変化を確かめながらおこなって、上位中枢症状。下位中枢症状。局所の症状。病態の把握が正しいかを確かめながら施術をおこなって、最短で効果が出る結果につながった。