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顔面神経麻痺評価点数は満点だが、後遺症が出ている症例
9ヶ月前耳の痛みで耳鼻科受診中に顔の動きがおかしくなり、大きな病院を受診して顔面神経麻痺と診断された。すぐに入院して10日間ステロイド点滴をした。発症5日後の顔面神経麻痺評価点数は6点だった。退院後はビタミンB12の服薬と目薬をもらい、発症1ヶ月後には顔面神経麻痺評価点数も36点となり、2ヶ月に1回の受診になったが、それも3ヶ月前に終了となった。現在顔面神経麻痺評価点数は満点(40点)である。しかし口の形をウーやオーにすると患側の下眼瞼が動く共同運動が出ている。また鼻翼を動かすと下唇が動く。仕事などで緊張が続いたりすると顔がピリピリした感じで動きが悪くなる。
<初診>
見た目はほとんど顔面神経麻痺とはわからない状態である。顔面神経麻痺評価点数は40点。ただ瞬きしたときに口角がピクピクと動き共同運動が出ている。また口をウーとすると患側の下瞼が動く。詳しく観察すると、下唇が患側に寄っていて、なんとなく表情が硬くこわばっている。後遺症の為の表情筋運動とマッサージの指導をおこなった。
施術は鍼灸治療を行い。最後に顔のマッサージをおこなった。
<3回目>
ウーの口で患側下眼瞼の共同運動が出ていたがそれが消失し、「すごい!」と感心された。
この日は遠絡療法を加えて施術を行った。
<5回目>顔面神経麻痺発症から10ヶ月。当院初診時から1ヶ月経過。
2週間ほど間隔が開いて来院。仕事が忙しく来れなかったとのことで、顔の動きが硬く、しゃべる、食べるが動きづらいとのことであった。
<9回目>顔面神経麻痺発症から11ヶ月。当院初診時から2ヶ月半が経過。
顔の表情が自然で顔面神経麻痺とはよく観察しても全く判らない状態である。
「すごく良くなりました。ありがとうございます」との
御礼の言葉ををいただき治癒とした。