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頸椎ヘルニア、手の痺れ、首の痛み、肩甲骨から背中と前胸部の痛み。著効のあった症例 52才 男性

2ヶ月ほど前、首から左肩付け根と前胸部にかけて痛みが出るようになり、また上腕後側と左指の第1、第2指尖に痺れが出るようになった。

病院で詳しい検査をして、頸椎ヘルニアと診断された。病院では消炎鎮痛剤とブロック注射を受けたが症状に変化がなく、この2ヶ月間仕事を休んでいる。当院をネットで調べて来院された。

 

<初診時>

首を上に向けると症状が増悪する。朝の起床時に症状がきつい。首の前屈では首と肩の突っ張った感じが強くなる。左指の痺れは第1第2指尖端の橈側がきつい。

東洋医学的な脈診では上焦はやや熱があり、下焦は寒えがある。痺れは瘀血を疑った。

治療は頸椎部から肩と指の痺れに対して、鍼と灸を行い温める局所施術を行った。

また痺れに対する遠絡療法をおこなった。

治療直後に指の痺れは消失した。肩から首にかけては、痛みより少し重い感じが残るが、楽になったとのお話であった。頸椎に負担をかける上向きの動作はしないようにお願いをした。

 

<2回目>

前回の施術で前胸部痛は消失。肩から首にかけての痛みと指の痺れは7割減少した。「こんなことは初めて」とお話をされた。仕事も再開されたとのことである。

施術は前回同様におこなった。施術後の指の痺れは消失した。首、肩、背中の痛みもほとんど無い

とのお話であった。上記症状については一旦略治とした。劇的に効果の出た症例となった。

 

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