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両手のふるえ・痺れ  74才 女性

三年前に腸閉塞の手術をしてから両手にふるえが出るようになり、それに伴い手の痺れも出るようになった。現在では両手のふるえで字が書けず、箸で食べ物が食べられない状態である。色々な病院にかかり検査と治療を受けたが症状は全く変わらない。その他の症状として足底の感覚異常、足の甚だしい冷えとこむらがえりがある。
■所見
MRI、CTでの異常は見られないとの事。頚椎のX-rayに異常なし。スパーリングテスト異常なし。首の前後屈や回旋にも異常はない。手のふるえは左手よりも右手のほうがふるえが強い。
■診察
[ 初診 ]
遠絡療法と鍼灸治療を併用して治療をおこなった。しかし治療直後の手のふるえ症状に大きな変化はみられなかった。手の痺れはVASで10→3に変化した。
[ 3回目 ]
前回治療した日の食事時に、箸を持つ手がいつもよりふるえが小さいと家族に言われた。右手の痺れの範囲が狭くなっており、手のふるえも小さくなっている。
[ 6回目 ]
手のふるえがかなり小さくなり、字が書けるようになった。
[ 8回目 ]
左手のふるえは完全に止まり、右手のふるえも日常生活では気にならないほどまで軽減した。
■考察
西洋医学的なMRIなどの検査で異常の見られなかったふるえをどう捉えるかが問題であったが、幸い東洋医学の経絡の流れが頚椎部分で詰まっていると考えたことが短期間での略治に
つながった。

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