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首の痛み、5日前泥酔状態のまま寝て以後  28才 男性

5日ほど前泥酔状態のまま寝てしまい翌朝起きてから首が痛くて動かせないような状態になり近くの整形外科を受診した。レントゲンには異常なくシップと痛み止めをもらったが5日経った今も首が痛くて日常動作に大変支障がある。一日仕事に行ったがつらくて早退しマッサージを受けた。しかしそれから以後疼くような痛みが加わり、マッサージを受ける以前よりさらに動きも悪くなってしまったという男性が知人の紹介で来院されtた。
■所見
歩行や座位動作時にも首を動かさないようにされており、見た目も痛々しい感じである。X-P
にも異常が無いということなので、筋肉を傷めた上にさらに局所への強いマッサージで筋の炎症がひどくなったのでは考えた。
■診察
[ 初診 ]
触診すると首と肩の筋肉全体が、痛みのため緊張してカチカチのような状態である。治療は局所の筋を緩めるための鍼灸治療を刺激量を加減しながらおこなった。治療後は予想通り緊張がかなり取れて首と肩が角度に制限はあるものの動かせるようになった。
VASでは10→5という事であった。
[ 2回目 ]
前回治療した翌日に治療をおこなった。随分楽になったようで表情に余裕が出てきた。今日の治療は筋を緩めるための間接的な灸を加えた。治療後は気分が良いとのことであった。
VASでは10→2ということであった。

翌日も治療する予定にしていたが、朝ご本人から電話があり、「治ったように思う。会社をこれ以上休めないので治療はキャンセルする」とのお話であった。
■考察
このケースのように急性的な筋肉もしくは筋膜損傷によって動けなくなるケースは腰にも起こりやすい。所謂ギックリ腰であるが、どちらにせよ局所に対する治療はやりかたによっては悪化させかねない。経験が必要である。

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