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肩の疼きで眠れず就寝中に目が覚める。昼は肩に鈍痛がある  57才 女性

3日前から右肩が疼いて、痛みのために眠れないような状態になった。病院を受診して鎮痛薬をもらったが効果がないために知人の紹介で来院された。今回の原因で特に思い当たる原因は無いが、かなり以前から頚椎症と診断されている。また3年前に肩関節周囲炎にもなったたことがある。
右肩を下にして寝ると疼きが特にきつくなるが、良い方の左肩を下にしても疼きが出る。肩関節を動かしても痛みはなく運動角度制限も無い。
■所見
痛みと疼きの場所は肩の上部(僧帽筋上部・中部)と肩甲骨部である。首を動かしても肩に痛みが走ることは無い。該当する筋肉群の硬結と緊張は明らかだが熱感は無い。
■診察
[ 初診 ]
肩のつらい局所の緊張を取る鍼灸治療と経絡を使った遠絡療法をおこなった。
治療後は肩の鈍痛が取れている。
[ 2回目 ]
前回の治療後から肩の疼きは消失している。また肩の痛みと疼きの範囲が肩関節に近い10センチ範囲に限局してきた。
[ その後の経過 ]
前回の治療翌々日にご本人から電話があり、疼きもなくなり調子が良くなった旨と、また悪くなったら伺うとの予約キャンセルのお電話をいただいた。
■考察
東洋医学では、あらゆる病気を ①内因 ②外因 ③不内外因(疲労・不摂生など)の3条件が揃った時に発症すると考えている。
この症例は急性的な疼きだが、冷え、疲労、頚椎の障害が原因と思われる。
「 不通即痛 通即不痛 」と言う有名な言葉があるがその通りであろう。

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