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自転車で転倒して以後、首の痛みと首の可動域制限が取れない  43才 男性

3ヶ月前自転車で転倒し、顔から溝の中に突っ込み右顔面創傷打撲と一部を骨折した。救急で入院し治療を受けたが、首そのものにはCTでもMRIでも異常は見られなかった。現在首の左右前後の動きで痛みを伴った可動域制限がある。現在も整形外科に通院して電気治療やシップをもらっているが効果はまったく見られない。その他の治療として整骨院にも行ったが効果は無かった。
■所見
痛みは首を右に回旋させる時、特に左後頚部に痛みがある。また前後でも痛みが左後頚部に出る。
■診察
[ 初診 ]
治療は鍼灸治療と遠絡療法をおこなった。治療後首の可動域と痛みは軽減した。治療前に左後頚部に強い痛みを感じていたが、左を治療することでむしろ右側の痛みを意識するようになった。これは愁訴の大きな改善によるものである。
[ 2回目 ]
前回治療して1週間経ったが、首の可動域の改善と痛みの軽減は良い状態で過ごせた。今回は首と肩の左右両側のバランスを取りながらの治療をおこなった。治療後はさらに良いとのお話であった。念のためもう一度治療されることを勧めた。
[ 3回目 ]
首の痛みと可動域の制限は殆ど消失しており、日常の中で困らない状態となったため略治とした。
■考察
3ヶ月間苦しんだ首の痛みと可動域制限は3回の治療で治った。これは首の痛みを十人の患者様が訴えられても、お一人お一人の愁訴と原因に合わせて治療をしなければ、画一的な電気治療やシップ・首の牽引をおこなっても何時までも愁訴は取れない。そのことの証明のような症例である。

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