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ED (勃起機能低下)と腰痛  47才 男性

腰痛が主訴で40代の男性が来院された。起床時に上向きの姿勢で腰が痛い。動きはじめると腰痛は楽になってくる。しかし腰には常にダルさがある。座位姿勢が長いと腰が耐えられなくなるとのお話であった。
■所見
腰痛は整形分野のありふれたものだが、精神的肉体的な疲労が窺えた
■診察
[ 初診 ]
下位腰椎に対する治療と、東洋医学で言う所の所謂腎虚証としての治療をおこなった。圧痛の箇所や筋の状態は予想通りで、脈の状態からも手ごたえは感じられた。患者ご本人は過去に針治療の経験はあるものの、針治療が怖いとの事であったが、治療中は鼾をかいて寝ていた。治療後は腰も体も頭もスッキリした感じがするとのお話であった。疲労感が強いためそれを取る意味も含めて、3日間隔で5回の治療をお勧めした。
[ 5回目 ]
起床時と座位姿勢時の腰痛は1回目の治療で消失していた。その後は治療中にお話を伺う中で、中間管理職である事。家庭がうまくいっていない事。それらによる精神的肉体的な疲労とストレスが貯まっている事を知らされ、主訴をそちらに重点を置いて治療を行ってきた。5回目の治療が終わった後、患者様から「じつは・・・」という事で、1年以上勃起不全であった事。EDの治療として診療所に通院しているがまったく効果が見られない事。ここでの3回目の治療後あたりで勃起する事に気が付いた。、それ以後も勃起は回復した状態が続いているという事。以上のようなお話があり。腰痛に対してと言うよりも、勃起機能の回復に対して大変感謝された。
■考察
最近ではED(Erectile Dysfunktion)と言われている。東洋医学では陰萎とも言うが、勃起機能の低下のことだ。こういった愁訴は患者としても話しづらいことである。このケースでも最後になってお話が伺えた。勃起機能低下の改善症例は他にいくつも経験しており、今後も掲載していきたいと考えている。

最近の症例